設立の背景

現代社会は技術化、情報化が著しく進歩し、人々は便利で快適な生活を追及する一方で、環境問題や少子高齢化など種々の問題を抱えています。このようなライフスタイルの変化に対して、身体的・精神的・社会的な面での不適応から、人々は様々なストレスを抱え健康を損なっています。医療費の増大に対処するため、国は生活習慣病の予防を強化する方針を打ち出しましたが、病気の予防や健康の増進、安全な食品などに対応する願望は、国民的ニーズとして高まっています。

また、女性の社会進出に伴い、女性が抱えるストレスとは大きなものとなり知らぬ間に女性の美と健康を損なっているのです。健康とは、体や心がすこやかで、肉体的・精神的・社会的に調和のとれた状態のことです。女性にとって永遠のテーマである≪美しさ≫は、肌の表面だけではなく、体と心の健康があって初めて成り立つものだと考え、身体の内側と外側の両面から真の意味で美しく健康に生きるためには、健康・美・食・心を総合的に捉えていくことが必要だと考えました。

このような背景を受け、私たちは健康で美しく、そして豊かな社会生活を営む上に必要な予防医学・代替医療のあり方、美と健康についての情報などを広く一般に提供し、健康の増進を図るとともに、医療費の軽減に寄与することを目指しています。併せて、健康の維持と密接な関係がある自然や環境の保護を考え、環境の保全に関する事業を行っていきたいと考えます。

また、芸術家やストリートチルドレンへの支援、市民団体等による文化活動イベントの開催等の文化推進活動を通じて、人々の心の充実に貢献していきたいと思っています。

このような事業を行うためには団体として組織化することが必要であり、また事業内容が公益活動であるため、特定非営利活動法人化が最適であると考え、この趣旨に賛同するもので、特定非営利活動法人美と健康生活を考える会を設立することに決定いたしました 。